人生を頬ばる・・・

灼熱の八月が暦で幕を引くと途端に朝夕の涼風・・・
この夏は再び足のボルト外しため休息の入院!と思っていたのに取りやめ!
手術前日入院して検査すれば、結果どうも肝臓の数値が尋常じゃなかったらしく
手術不可能でその日の内に退院、他の病院巡りと相成りました。
恥ずかしいかな、この年でホームドクターもなければ当然データーもなく医師からお叱り。
まあ、こんな事でもなきゃ自分の体の状況は知らなかった訳だし・・・結果良かったとしときましょう。

猛暑の中でどこへも行かずたらたら家で過ごし、
改めて我が食生活とこの十年余りの暮らしを考える事になりました。
思えば自分の年齢と向き合う・・・なんてした事なかったなあ。
元来腹七分・・・なんてお育ちじゃありません!
美味しいものしかり、愛さえ頬張れるものはリスのように両頬に詰め込んでもぐもぐ・・・お腹も心も何時も満腹!それが私です。
「ましてママのはたらたらじゃありませんから!」たらたらは私の幻想?
頭の中はあのギリシャの青い海原を吹く風のように・・・けれど確かにこの十年余り私は何時も突っ走っていました。
あれから全てお休みし、家で過ごすとどっと疲れが後から追っかけて来る。
やっぱり疲れてたんだあ・・・。
今回家族からうんとお小言を頂き、不平顔ながら少し修正路線を引く事にしましょう。

けれど9月の旅は行きますよ!
「働くだけ働いて”楽しみ!”はなしなんて!ゆっくり旅するから…。」
むくれていた夫もこっちの気質を熟知して不承不承納得で、計画通り9月半ばからめでたく友人夫婦と一月余りの旅発ちへ!
今はルートでのチケットやホテルの手配にスーツケースに詰め込む服を出したり入れたりetc・・・
カモメ舞うブルームスクを訪れ、胃袋鳴るイタリアを巡り
何より四人でフランスの北に眠るデデ(婿の父親)の墓参りにも行きます。
あの出不精のデデが日本にやって来て、毎日皆でトランプし笑ったっけ。
頑固で偏屈で・・・愛しい人でした。

さあ今から旅が始まる、流れる雲のように・・・
あの国際ターミナルに佇む高揚感、もう私の頭はすでに機上の人!

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