停滞した冬から怒涛のように春がやって来て・・・突然の桜の開花宣言！
そして瞬く間に薄桃色の花びらは空を舞うよう散ってしまいました。
今年仕事をセーブしていたので今ゆったりと春を泳いでいます。
遠い昔、私の幼稚園入園式の日・・・記念撮影で並ぶ子供らに混ざって見上げればはらはらと落ちる桜の花びら。
そこに突然裏の小学校から流れてきたオルガンの音「春の小川」・・・子供心に”春”を刻印された思い出です。
年明けてからも毎日あのくねくね坂を上って義母に会いに行っていたのがもう遠い日々のよう
こうして時は過ぎて行くんだ・・・
線香の匂いが部屋に流れて不思議と気持ちが落ち着きます。

親の見送りを通して人生への愛しさが波紋のように過ります。
49日も過ぎて義母の事で遠慮していた友人らがやって来て交わす温かな「阿・吽」・・・そして花見て一杯！
気が付けばもうみんな良い年じゃないか！「現役あと10年無いな、６，７年よ」「そうだねぇ」
ちょっとづつ更新してみな現役？！を指折り数えます。
遠くからやって来る友人も「何時までこうして来れるかな」「そうだねぇ」
だから惜しむように楽しまなくっちゃ！不良熟年現役宣言！気炎を上げて頑張ろう。

二十年、二十年を区切りに世代が入れ替わって何時の間にか私達の最前列も近くなったみたい
人は何時何処に生まれるかで人生大きく変わるけれど
若い頃見えない道をがむしゃらに歩いてきた後にちゃんと自分の道が出来てました。
身の丈の自分が無理なく佇める眺めの良い道です。
大した事があったのか無かったのか・・・人生ってそんなものだけれど
何かしらの拘りが核となって自分が”自分”になって行ったんだろう
キャッチボールを返してくれる友人達と出会いつないできた時間、率直にそのボールを返す爽快感
「良い人は良いね」の何でもないフレーズが身に染みて耳の底に滲んでます。

これから終着までもうひと歩き！？素敵な事にまだ私には宿題？の仕事もある
最後のひと絞り！
風に気持ちよく枝を揺らしている木々のように軽やかに人生の仕上げを楽しもう。