秋を駆け抜けて…

晩夏の入院から慌ただしく時が駆け抜けて
秋の気配を横目に神戸展示会を済ませ、すぐに福岡で夫に付き添い?合間に旅行のすべての手配も済ませ
ばばばっと仕事してようやく銀座の展示会に辿り着きました。
あのぎらついた夏の日から何時も間にか羽織もの着た人々の群れ・・・枯れ葉色の秋風がすり抜けて行きます。
何でもない!と思ってた抜釘手術だった・・・
あれからの慌ただしい日々の中で案外体力の消耗があったらしくどうもいけません。
ただ皆の顔を見れば元気になって「元気よ!」いつものパターンです。

今回は銀座のビルの最上階の小さなギャラリーでのんびり過ごしました。
ただ・・・ね、旅出発まで間もないから東京滞在はうんと縮小してそれは連日お付き合いに!
友人達に、来期の打ち合わせに子供3人のそれぞれの巣?を徘徊。見事最終電車に滑り込みです!

神戸、博多、東京・・・この一月の間にどれほどの人・人生と会ったのだろう。
「帽子、止めんといてよ」言い残し去って行った優しさや可笑しみに満ちた神戸の女達・・・
福岡に行けば夫の旧友であり私の友Y氏!一緒に行った久留米の長谷川利行展に共に心酔し、
その後柳川で船下り・・・昔と変わらぬ熱い情熱が彼を語らせ、夫の絵に彼が静かに佇みました。
それぞれの人生の時間を紡いだ上等な友!です。
東京に移動して久しぶりに出会う人々!80になったK女史のパワーに圧倒され、
犬のように人懐っこく気の良いA女史と一緒に「かわいい我がままにおなり」とM嬢へお説教!?したり
人生半ばで道に迷いながらもたおやかな愛に包まれた息子に愛をむさぼり食いたい娘、愛に出合った娘
4人いれば4様の愛の形を漂う子供らのそれぞれの家庭訪問!?で何れもまた飲み!

仕事してるお陰だなぁ、こんなに自由に懐かしい人達に会えるんだから・・・
「誰のおかげ?」向こうからそういう声が聞こえそうです。はい、極楽とんぼ殿、あなたのお陰です!
帰り着けば嬉しそうにしっぽ振って「姫ザクロの実がなってたよ」
宮沢賢治の本のように小さな秋の忘れ形見を手のひらに載せてくれました。

晩秋の旅行まであと一週間余り・・・またあの日南組と一緒です!
昨年の「四人旅すれば・・・」が人生最高に楽しかったんだって。
「だから惜しむようにまた旅に出たい!だって旅の間中Hさん(彼女の夫)、生き生きして素敵だったもん」とS嬢。
それぞれの気難しい連れ合い・・その相乗効果?もあるらしく私の夫T氏だって
何時もの発見された元日本兵!?ではなく生き生きしてたっけ。
そんな次第でベトナム~バリ~台湾とまた長い旅に出発です。
さて何処でどんな月を仰ぐのやら・・・珍道中の始まり始まり!

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