夏の終わりに…

青空に夕暮れが迫りゆっくり時間が流れ・・・ゆったり日の沈むのを待つ。こんな夏の夕暮れが好きで何十回この夕景に見惚れて来たんだろう。

神戸に住む娘が仕事と同窓会を兼ねて帰省、彼女にとって高校卒業以来20年ぶり学友達との再会、それでもいきなりポンと時代を遡り笑い合える。あの頃心に引っかかったまま・・・心に沁みる再会もあって遠くに住む友人と一緒に帰宅して話の尽きない夜を過ごしたよう。人と人が巡り合う事の愛しさをしみじみ感じたようです。

若かった子供達がこんな風に人生の機微を感じるようになったんだなあ。自分の歩いて来た道、手探りしながらその途上の子供達・・・蒸気にまみれ帽子を作りながらいろんな想いがオーバーラップします。近く馴染んだ方が亡くなった日に新たな命の芽生えを耳にしました。行く人、来る人…想いのバトンタッチに余韻を残しながら人生は綴られていくのでしょう。切なかったり、愛しかったり・・・私の帽子はそんな呟きを聞きながら生まれるようです。

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