白い贈り物・・・

暖冬の初春ににまさかの大雪!ここ南の海辺で20㎝もの雪が積もりました。

こんなさらさらの粉雪・・・はじめて。しんしんと降り積もり一夜明ければ真っ白な世界。

「きっと積もってる…」目を覚ました途端窓を開ければ何処もかも白い綿帽子被って静まりかえっています。

小さい頃見た事のあるつららが!朝日に輝きます。

夫と二人喜んで真っ白な世界を海まで散歩、私達の足跡だけ・・・だあれもいません。

小鳥たちが我が家の椿の蜜ほしさに枝を揺らし、その度どさっと雪の落ちる音。

犬のノアとトトがいたらどんなに喜んで走り回っただろう。

代わりに私が走って雪だるま・・・大きな大きな雪の塊を持って結局転んで壊してしまいました。

たった二日間、気まぐれ冬将軍の白い贈り物は昔母のいた茶の間の温かさを思い出させてくれました。

火鉢の上でしゅんしゅんとお湯が沸いて白い割烹着の母が笑っている・・・あの頃はこんな風に雪が積もったっけ。

早くに逝った母は何時までも若いまま・・・あなたの我がまま娘はとうにあなたの年を越しました。

今年またあなたの知らない孫に子供が生まれますよ。

 

 

 

 

 

 

 

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