初秋の独り言

夏を病院で素通りしていつの間にか秋・・・
長いご無沙汰をした義母を訪ね、
まづお預けだった前期終了の飲み会に宮崎までGO!
ここに住む姉的友人には入院中すっかりお世話になりました。
二か月ぶりに車を走らせれば黄金に実った稲穂の田園が広がっていました。
鹿児島に戻って足を引きづりつつすぐまた何時ものメンバーで「快気祝い?」
夫の古い友人達はもはや私の親友でもある!
生き方にぶれはなく飲んで熱く語って・・・しみじみいい奴らだなあ。

夏をどこかに置き忘れたまま、入院中、毎日やっていたフランス語も読書も吹っ飛んで
家に戻ればたちまち多忙な日常の始まりです。
退院イベントを終えて
たまりにたまった雑用にお待たせしていたオーダー制作に
何よりもうすぐ娘の恋人がフランスからやってくる!北海道の展示会が待っている!
早めの退院はしょせん早めでしかなく、足を引きづりつつじれったい思いで家じゅうの掃除に制作・・・
今できる事は通常の三分の一?
日ごろどれだけ効率良く仕事をしていたかが思い知らされます。
それでも夫と二人の生活に戻れば同棲気分!?
アトリエに籠ればいろんな想いが降りてきます。
今私を包む愛、過ぎ去っていった愛、人の巡り合った愛・・・
60半ばをとおに過ぎたというのに時間を自由にまたいで
未だにこんな愛に浸りながら手を動かしている。キャンバスに向かう夫も同じらしい。
似たもの夫婦、割れ鍋に綴じ蓋・・・
何時までもも甘っちょろい感傷を頬張りながら二人こんな風に年を重ねて行くのだろう。
それも良いさ・・・お風呂から巡る月を眺めてそんな独り言。
萩が赤い花をつけ始めました。

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